歯の健康を守るため、痛くなる前に予防歯科をお受けください

診療について

顎関節症とは

顎関節症

口の中で食べ物を噛んだり擦り潰したりするのは歯ですが、口の開閉をしたり、噛む力を発揮しているのはあごの関節です。あごの関節では、口を開けたり閉じたり、下顎を横に動かしたり、前に動かしたりしています。

あごの関節「顎関節」は、肘や膝、手首、指の関節などと構造は大して変わりません。ただ変わるのはひとつの骨(上顎骨)とひとつの骨(下顎骨)を左右2つの関節で動かしていると言うことです。これにより他の関節よりもズレが生じやすいと考えられています。

あごの関節に異常が生じると、口の開閉がしにくくなったり、音が鳴るようになったり、口を動かすと痛みがあったりする症状が出ます。これらの症状の総称を「顎関節症(がくかんせつしょう)」と言います。原因は日常生活の何気ない習慣や習癖、噛み合わせ、歯並びなどが関与する場合など多岐にわたる場合が多いです。

顎関節症かもしれない症状

  • 朝起きると頬のあたりが痛む
  • あごが疲れやすい
  • 口を開け閉めする時に耳元で音が鳴る
  • 口を開け閉めする時に耳奥が痛い
  • 口が開きづらい

このような症状がある場合、顎(あご)関節症の可能性があります。また突然、口が閉まらなくなった状態は「顎関節脱臼」が疑われます。

顎関節症の種類

  1. 顎関節を動かす筋肉の痛み

    Ⅰ型:顎関節を動かす筋肉の痛み

    いわゆる「筋肉痛」です。口を開け閉めする際に頬のあたりやこめかみのあたりが痛く感じます。朝方に痛む方は夜間の「歯ぎしり」が原因となっている場合が多いです。またカラオケのしすぎや日常以上の会話によっても筋肉痛が起こる場合があります。

    このような症状の場合は筋肉をほぐす薬や顎の関節に効く痛み止めの薬などを処方しています。また歯ぎしりを予防するためナイトガードを作製する場合もあります。

  2. 顎関節の筋肉と骨をつなぐ靭帯の痛み

    Ⅱ型:顎関節の筋肉と骨をつなぐ靭帯の痛み

    歩いていて足首を挫いたことはありますか?Ⅱ型の顎関節症はそういう状態です。口を開け閉めする際に耳穴の少し前方あたりが痛みます。痛みが強い場合は口を開けようとしても痛くて開けれないことが多いです。

    このような場合、治療としては足首を挫いたときと変わりません。まずは「安静」、痛みが和らいだ後に「ストレッチ」や「リハビリ」を行なっていきます。

  3. 顎関節の関節円板のズレ

    Ⅲ型:顎関節の関節円板のズレ

    骨と骨を結ぶ関節の間には動きをスムーズにするためにクッション材として関節円板があります。その関節円板がズレることにより口を開閉する際に耳元あたりにコリコリと音が鳴るようになってしまいます。

    また進行すると顎関節の機能性が低下し、口を開ける際に患側にあごがズレてしまうこともあります。治療には運動療法やスプリント療法を行っています。

  4. 顎関節を構成する骨の変形

    Ⅳ型:顎関節を構成する骨の変形

    顎関節を構成する骨の変形症で「顎変形症」と呼ばれています。上顎よりも下顎に多く、下顎骨の下顎頭と呼ばれるところの変形が生じやすいです。

    他にも下顎骨の長さが左右で異なることにより、顔の歪みなどを生じる場合があります。基本的に症状がなければ放置で構いませんが、顎関節症状が顎変形症が原因と判断された場合には、大学病院の口腔外科をご紹介させていただきます。

顎関節症の原因

  • 不必要な大開口 あくびなどの際に不必要に大開口をすると筋肉(Ⅰ型)や靭帯(Ⅱ型)を痛めてしまう場合があります。必要以上の大開口はなるべく避けるようにしましょう。また顎を無理にカクカクさせることも顎関節に影響を及ぼす場合があります。
  • 関節に悪い姿勢 頬杖をつく姿勢や寝ながら本やパソコンを見る姿勢は顎関節の負荷がかかりやすく、靭帯(Ⅱ型)を痛めやすいです。また頬杖をつくことにより下顎骨の圧迫が起こり、関節円板のズレの原因にもなります。
  • スマートフォンやデスクワーク スマートフォンを見る際やパソコンなどのデスクワークの時間が長くなると、猫背や前屈みの姿勢になってしまい、自然に上下の歯が接触している時間が長くなり「歯列接触癖」を引き起こしてしまう場合があります。日々の積み重ねが顎関節症の原因になってしまうこともあります。
  • 歯列接触癖 上の歯と下の歯の間に約5㎜ほど間隔が開いている位置を「下顎安静位」と言って、下顎が安静で力が抜けている状態です。しかし無意識に上下の歯を接触させてしまう癖のことを歯列接触癖と言います。上下の歯の接触時間が長いと顎関節に影響を及ぼす場合があります。
  • 歯ぎしり 起きている間の無意識の癖である「歯列接触癖」とは対照的に、寝ている時に無意識に行う「歯ぎしり」は、顎関節症の原因の70%を占めていると言われています。「ギリギリ」と音を立てる歯ぎしりが一般的ですが、ただただ食いしばっている状態も歯ぎしりのひとつです。また寝ている際の寝返りなどにより、異常なズレが生じ顎関節症を患うこともあります。
  • 噛み合わせ 顎関節が閉じやすい位置と歯が噛みやすい位置が異なる場合にそのズレによって顎関節症を引き起こす場合があります。スプリント療法などにより顎関節が閉じやすい位置を確認して、歯が噛みやすい位置を合わせていく治療を行います。
  • 歯並び 歯並びによって不正咬合が生じることにより、顎関節症を引き起こす場合があります。特に前歯の逆被蓋の関係で起こりやすいと考えられます。歯並びによる顎関節症の場合には顎関節の症状が落ち着いてから。歯列矯正治療などを考慮していきます。
  • 事故などによる外傷 交通事故や転倒などで顔面を殴打した際に顎関節のズレや変形を生じてしまう場合があります。また下顎頭の骨折が起きている場合には正常咬合が取りにくく、スプリント療法によりズレの改善を行いますが、必然的に咬合再構成治療が必要となる場合があります。

顎関節症の治療方針

AAOP(アメリカ顎顔面痛学会)の報告によると、顎関節の構造や機能を理解するだけで何らかの症状改善が見られるケースが数多く報告されています。ですから顎関節症を患っている患者様には、まずは顎関節の構造や機能、痛みや症状をしっかりと理解をしていただいております。なお当院の治療方針はSJCD(日本臨床歯科学会)のガイドラインに沿った治療を行い、早期の機能回復を目指しています。

また筋肉系のトラブルや症状が長期にわたって改善が見られない場合には、提携している整骨院や大学病院との連携医療も行っています。

顎関節脱臼

「大きなあくびをしたら口が閉まらなくなった」と言う症状の場合、顎関節が脱臼してしまっている可能性があります。いわゆる「あごが外れた」状態です。高齢者の患者様に多く見られます。下顎頭が上顎の関節窩から前方に転移して顎運動障害を生じます。長時間放置することで病状を悪化させる場合もありますので、速やかに口腔外科受診をお勧めいたします。

顎関節脱臼の治療法は歯科医師による徒手整復治療が一般的ですが、長時間放置した場合には顎関節が元に戻りにくくなる場合もあります。また再発を防止するため、数週間から数ヶ月の期間に、食事や会話などでも必要以上に大きく口を開けることを避け、あくびをする際は手で下顎を抑えるようにしていただいています。

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