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本多歯科ブログ

お子様のむし歯予防

2017年05月3日(水)

むし歯菌は人から人に感染します

むし歯は、人から人に、そしてお母様からお子様に感染するのはご存知ですか?

お母様のお口の中のむし歯菌(細菌)が、お子様のお口の中に入り込むことで感染を起こし、その虫歯菌が原因でお子様の歯を蝕んでいくのです。

むし歯はどのようにできるのか?母子感染の予防方法はあるのか?を見て行きましょう。

むし歯の原因菌は?

むし歯の原因菌は、『むし歯菌』です。むし歯菌とは『ストレプトコッカスミュータンス(S.Mutans)』と呼ばれるミュータンス菌です。歯についた歯垢の糖分にミュータンス菌が付着して、糖分を分解して酸を発生して、その酸で歯を溶かして行きます。歯が溶けたところには穴が開き、さらに歯垢が付着しやすくなって、ミュータンス菌の巣窟となって行きます。

むし歯菌の感染経路は?

むし歯菌であるミュータンス菌は、唾液を介して人から人に感染します。口移しで食べ物をあげたり、同じスプーンやフォークを使ったりすることで、お母様からお子様に感染します。

だからと言って、お子様にキスをしたりスキンシップをしてはいけないということではありません。お子様を取り巻く環境から考えれば、普通に生活していれば、必ず母子感染は起きます。お母様だけでなく、お父様や祖父母様、ご兄弟、お友達など感染が起こる経緯はたくさんあります。ではどのように感染を予防したらいいのでしょう?

1本でも多く虫歯を治しましょう

まずは、むし歯菌であるミュータンス菌は、母子感染であるということをご理解してください。お口の中にはミュータンス菌以外にも口腔常在菌という細菌がたくさん存在します。お口の中のミュータンス菌を含む、むし歯や歯周病の原因菌群の活動性のバランスが良ければ、仮にミュータンス菌が感染していても、むし歯になりにくいお口の中でいることができます。

お父様やお母様のお口の中から少しでも、現在活動している、むし歯菌を減らすことがとても重要です。妊娠安定期である4〜6ヶ月の間は、ほとんどの歯科治療が可能です。赤ちゃんが産まれるまでにご家族の方の虫歯治療や歯周病治療を徹底しましょう。

ご家族はキシリトールガムを噛みましょう

欧州のある国では、出産3ヶ月から2歳になるまで、ご家族の方が1日3回ほどキシリトールガムを噛むことで、2歳児までの母子感染経路率の低下の効果を報告しています。ご家族みんなでキシリトールガムを噛む習慣をつけましょう。またご家族の方の歯磨き習慣の見直しもとても大切です。1日3回のブラッシング習慣や歯磨き時間を増やすなど、お子様のために努力を続けてあげましょう。

むし歯は生活習慣が大きく関わる

むし歯菌の感染だけがむし歯の原因ではありません。むし歯のなりやすさを分けるのは、間食の増加や糖質の摂取、ブラッシング習慣などの生活習慣が大きく関わります。仮にむし歯菌であるミュータンス菌が感染を起こしても、お口の中がミュータンス菌の活動する環境になければ、むし歯にはなりません。お子様への糖質制限やブラッシングを改善しましょう。

歯医者さんでむし歯予防を受けましょう

乳歯が生える約10ヶ月ごろがお子様の歯医者デビューのタイミングです。定期的に歯医者さんでむし歯予防処置を受けることで、むし歯予防ができます。仕上げ磨きの状況やフッ素塗布だけでなく、歯医者さんでの予防習慣を身につけてあげることでむし歯や歯周病を予防しましょう。

欧州のある国では、15歳まで定期的に歯科医院での予防処置を義務化したことで、90%以上のむし歯予防効果があるとの報告をしています。

また、ご家族の方の定期検診も重要です。歯科医院での歯のクリーニング(歯石取りやPMTC)は、お口の中のミュータンス菌を減らす効果があります。お父様やお母様のむし歯予防や歯周病予防のためにも、お子様と一緒に定期検診を受けましょう。

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