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お口のお悩みQ&A

口の中に何かできた

2016年11月8日(火) Q&A

口の中になにかできた
口腔内の粘膜に何かできたときの症状は多岐にわたり、腫れ、水ぶくれ様、ザラザラ、えぐれる(潰瘍)、赤色になる、白色になる...などさまざまです。原因は“炎症”や“腫瘍”、“アレルギー”、“ウイルス”など多岐にわたります。これらを鑑別、診断するのは非常に難しいため、歯科医院を受診して診てもらうことが一番の解決方法です。

 

本多歯科で治療できる粘膜疾患
①アフタ(チクチク、しみる、赤い)
アフタは、歯ぐきや舌、唇、頬などさまざまな場所にできる灰白色の平坦な潰瘍を言います。一般に多くの方が『口内炎』と呼ぶものです。潰瘍周囲には発赤を伴い、しみるような接触痛があります。原因は、栄養不足や睡眠不足などのストレス性や、咬傷などによる感染、ウイルス性などさまざまな要因があり、原因追及が難しいことが多いです。1週間程度で自然治癒するものが一般的な経過です。当院ではレーザー治療やステロイド系口腔軟膏などで対応しています。
②カンジダ(かゆい、痛い、白色)
頬粘膜や歯ぐき、口蓋粘膜になどに形成する真菌(カビ)症です。白い偽膜を形成し、痛がゆい症状を示します。特徴は、ガーゼなどで拭うと除去できます。カンジダ菌は、口腔内に常在する真菌ですが、体調の変化や免疫力の低下によって病原性を現します。抗真菌薬でのうがいや内服で効果があります。
③口唇・舌の粘液嚢胞(痛みなし、風船のように、できたりなくなったり)
口腔内には数多くの唾液腺が存在します。唾液腺は、粘液を出すホース状になっており、咬傷などによりホースの出口が壊れて(閉鎖して)、そこに粘液が風船状に溜まったものを『粘液嚢胞』と言います。好発部位は、よく噛んでしまう口唇や舌が多く、症状は違和感以外は無症状のことがほとんどです。ある日突然できたと思ったら、次の日には嚢胞が破裂してなくなっていることもありますが、心配ありません。当院では、レーザーを使った摘出術で治療しています。
④歯肉膿瘍(噛んだとき痛い、プニプニしてる
辺縁性歯周炎(歯周病)や根尖性歯周炎が原因で、粘膜の下に膿を溜める状態を言います。歯肉の腫脹があり、歯肉や歯槽骨が圧迫されて痛みを伴う場合もあります。歯肉の切開により膿を出すことや抗生剤の服用で消炎しますが、原因となっている歯の治療が必要です。
⑤舌痛症(舌の灼熱感、ヒリヒリ)
口の中の粘膜に病的な変化を認めないにもかかわらず、舌や上あご、歯ぐきなどが焼けるようなヒリヒリ感、あれた感じがあることを言います。特徴は、「食事時には気にならないが、なにもしていないときには痛む」ことが多いです。更年期や高齢の女性に好発し、多くの方が『がん』ではないかと心配して来院されます。まずは当該部位の器質的変化やほかの粘膜疾患の可能性がないかを鑑別させていただく必要があります。舌痛症は、ストレスや不安などの精神的要素が関わっている場合もあり、心療内科などを紹介させていただくこともあります。

 

ほかの粘膜疾患について
粘膜疾患にはほかにも、良性腫瘍や悪性腫瘍、前がん病変、アレルギー性疾患、ウイルス性疾患など多くの疾病があります。当院で治療が難しいと判断した場合は、近隣の提携病院への紹介をさせていただきます。心配だなとお悩みの方、お気軽にご相談ください。

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